自分の体臭について、他人には聞きにくいことでもあります。密かに体臭が気になっている女性は多いものです。
ニオイがないようにエチケットとして、日頃からケアをしているのに、汗をかく季節は特に体臭がするようなことありませんか?
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実は食べ物で、体の中から体臭対策のサポートができるのです。
- 体臭の改善をサポートする食べ物とは?
- 体臭が気になる人はこの食べ物は食べたらダメ!
今回の記事は、体臭対策に知っておきたい食べ物と、そして臭いの原因となる食べ物の種類についてお伝えします。是非、参考にしてみてくださいね。
体臭の改善をサポートする食べ物とは?
男性と比べると、女性は体臭が少ないと思われがちですが、年齢と共に汗をかいた時に、ニオイを感じる場合もあります。
ストレスや偏った食事、睡眠不足なども体臭が強くなるきっかけになります。
カロリーを気にせずに食べられて、健康にもなる食べ物です。
体臭を改善する食べ物を分類すると「腸内環境をよくする食材」「ビタミンが豊富な抗酸化食材」「アルカリ性の食材」になります。
【1】腸内環境をよくする食材を食べる
食物繊維や乳製品、ハチミツに含まれるオリゴ糖は腸内環境をよくして、善玉菌の数を増やし悪玉菌を減らす働きがあります。
腸内に溜まったガスや老廃物が臭いの原因となるため、血液が全身を巡り皮膚を通して汗となって臭い、排便時に排泄物が臭くなります。
腸の粘膜を傷つけるニオイ物質が住みつかせないためにも、悪玉菌を増やさないようにしましょう。
腸内環境を整えて、いい腸内細菌が増えると、体臭の対策には良いでしょう。
◆乳酸菌
玉ねぎ、味噌・麹、ヨーグルト、チーズ、漬物にたくさん含まれています。
◆食物繊維
おから・ごぼう・バナナ・大根・納豆・切り干し大根・オートミール・プルーン・オクラ・アボカドなどです。
【2】抗酸化力の高い食材を食べる
色の濃い野菜や果物には、抗酸化力のビタミン類が豊富(ビタミンA・C・Eなど)です。
βカロテン、ルテイン、ポリフェノール、リコピン、これらの抗酸化物質は、お肉や脂っこい料理を中心に食べることが多い時、積極的に取り入れてほしい成分です。
臭いの原因のひとつとなる、動物性のタンパク質は胃腸で分解されると、強い臭いの元となるアンモニアを生み出します。
なので、お肉の摂取量が多いほど、臭いの物質が量産されて、皮脂線や汗腺から油脂成分の分泌が多くなります。
抗酸化力の高い野菜と果物が油脂の酸化を抑えて、臭い対策には期待ができます。
◆野菜と果物
小松菜・ほうれん草・いちご・ニンジン・トマト・カボチャ・スイカ・パプリカ・みかん・キウイなどに含まれています。
特に抗酸化力が高い野菜「パプリカ」、カロテノイドが豊富で、その中にキトサンフィルという強力な抗酸化力成分が赤パプリカ含まれています。
パプリカの次に多いのが、ほうれん草や小松菜などの緑の葉もの野菜には、ルテインというキトサンフィルを含んでいます。
【3】アルカリ性の食材を食べる
レモン・お酢・ワカメ・メカブなどの海藻類・梅干し・パイナップル・大豆・全ての野菜です。
体内が酸性に傾くと乳酸が溜まり、ニオイの原因となる乳酸を、アルカリ性の食材を食べることで体臭を抑制すると言われています。
上記の食材の中でも、梅干し・レモンのすっぱさはクエン酸からきています。
代謝をスムーズにして、肥満の予防や口臭にもなるクエン酸効果で疲労回復も得られて、体を弱アルカリ性に傾けていくことができます。
抗酸化作用もある優れものである、海藻類には有害物質を腸内で吸着させて、ニオイのもとを排出します。
体臭が気になる人はこの食べ物は食べたらダメ!
体臭の原因となる「汗腺」は2種類、「アポクリン腺」と「エクリン腺」です。
エクリン腺から分泌した汗は、成分が水なのでサラサラとして臭いもありません。
体臭に関係するのがアポクリン腺、ベタベタとした汗が特徴で、臭いの原因となります。
アポクリン腺の汗が直接体臭を出しているのではなく、皮膚に付いている雑菌とアポクリン腺から出る皮脂が脂肪酸となり、不快な臭いを作っています。
皮膚いる雑菌は皮脂やタンパク質などを餌として、臭いを出すため餌のもとを減らすと体臭が軽減させられます。
※ここからは、体臭の原因となる食べ物と飲み物をご紹介します。
ワイン・ビールのアルコール飲料
お酒を飲んだ翌日にお酒が残っていると「お酒臭い」ですよね。
飲まない人は特にアルコールの臭いが分かるかと思います。
アルコールの成分が、体内に入ると「アセトアルデヒド」という成分が作られて、血液が全身を巡り、汗腺を通って皮膚から臭いを放出します。
口の中を乾燥させるアルコールはだ液の分泌を減らし、また肺に成分がたどり着くと、口臭がする原因にもなります。
摂取量を調節する、また、今日は飲み過ぎたなと思った時はしっかり水を飲みましょう。
ネギ・ニンニク・玉ねぎ・ニラ
アリシンという物質を含むこれらの野菜は、胃で消化する過程で、血液中に取り込まれてとても強いニオイとなり、皮膚から排出された時に強い体臭に変わります。
消臭効果の高いカテキンを含む「リンゴ」「緑茶」を食事前に食べるもしくは、飲むことで和らげることができます。
動物性脂肪
動物性脂肪とは、「チーズ」「肉類」「牛乳」「ヨーグルト」などがあります。
肉類などに含まれるタンパク質を分解するには、エネルギーの消費量が増加し、体温も上がると同時に汗をかきやすくなります。
汗と皮膚にいる常在菌が混ざりニオイを作り出します。
肉類に必ずあるタンパク質は、体内に入りアミノ酸にならなかった一部が大腸に届いた時には、タンパク質が腐ってしまい、悪玉菌を餌にアンモニアと姿を変えます。
血液に流れ出て、毛穴からニオイが排出され、また、排泄物が臭くなるのは、悪玉菌が増加している証拠です。
腸内が汚れていると、連動して肝臓の機能が低下し解毒する力が弱まり、血液にのって腐敗した悪臭の物質が増加します。
そのため、脂肪分の多い食事をする機会が多くなると、体に皮脂が溜まりやすくなるため、過剰に分泌された酸化を起こして、体臭がきつくなります。
肉料理を食べた後に「キウイ」がおすすめ、抗酸化力と酵素の力で悪玉菌の増加を減らし、食物繊維も豊富なので腸内環境の改善に役立ちます。
極端に辛い食べ物
極端に辛い食べ物には発汗作用があるため、全身にあるあらゆる毛穴から汗がたくさん出ます。
激辛のものを食べたらワキや頭、鼻の頭から汗が流れ出てきたことありますよね。
実は、辛みを感じた時に一種のストレスとなった汗なので、汗を分泌する場所が臭いの元となる「アポクリン腺」から出ているからです。
汗と皮膚にある雑菌が結合して臭いを発します。
大豆に含まれるサポニンという成分は、抗酸化作用があるので臭いのもとになる酸化を防ぎます。
発汗作用を抑える豆乳や豆腐を一緒に食べて、汗を少しでもかきにくくすることができるかもしれません。
トランス脂肪酸
トランス脂肪酸とは、「バター」「マーガリン」「酸化した揚げ物の油」「スナック菓子」などです。
トランス脂肪酸は加齢臭のもとになる「ノネナール」を生み出します。
ノネナールは皮脂腺の中にあり、摂りすぎると体臭の原因になります。
油は酸化するとニオイがするように、体内でも同じ現象が起きます。
臭いの原因以外に、動脈硬化などの病気なるリスクを高めるとも言われています。
スナック菓子を食べる頻度を減らす、バターやマーガリンの入ったものを控えるなどで対策しましょう。
全てを立ちきってしまうのは難しいので、意識して野菜を多めに摂取したり、野菜ジュースで補ってみたり、食後にフルーツを食べることもおすすめです。
まとめ
普段の食生活を見直すことが、体臭対策の第一歩になります。
体臭は体の表面の汚れではなく、日々のストレスや肥満、腸内環境の乱れで体臭が悪化します。健康的な食生活を送ることが重要です。
アルコールの過度な摂取を控え、高脂肪の肉類や油脂分を避けて、海藻類、抗酸化作用の高い緑黄色野菜を食べる量を増やしましょう。
また、食物繊維や乳酸菌が多い食べ物は腸内環境を改善し、体臭の対策に良い食事を積極的に取り入れてみてください。
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