顔が近い心理を徹底解説・相手の距離は気持ちに比例する？

顔が近い相手の心理を考えると、なぜそんなことするのか意味が理解できるかもしれません。仕事の手順を教えてもらう時に、必要以上に顔が近い人。

違和感があるほどの距離だとつい気になり、肝心なことを聞き逃してしまいそうですね。私たちは他人との付き合い方や信頼関係により、無意識のうちに距離を調整しています。

知らない人と家族の距離感が全く違うように、相手との距離は心理的なことが反映されています。そこで今回は顔が近い心理について、詳しく意味をご説明していきましょう。

異性の扱いに慣れている

一定の距離を保ち他人と接する「パーソナルスペース」は、信頼できる人や好きな人など好意を寄せる相手には、自然と近づく距離感のことです。

逆に知らない人や嫌いな人とは距離を置く傾向があり、このような行動は心理的に人間が無意識にやっていることなのです。たとえば女性に接近して話す男性。

顔が近い心理背景にあるものは、異性に慣れていると考えられます。「髪型が素敵だね」「香水の香りがいいね」と女性を褒めて近づく人は、自分が女性慣れしていることをアピールしているため。

相手を安心させたい目的があるのですが、あまりにも慣れていると逆に女性が不信感を募らせる場合もあるでしょう。異性の友人と並んでお酒を飲む場面など、顔が近いのは特別な気持ちの表れからかもしれません。

肩がぶつかるほどの距離感は、恋人同士など相手によい印象を抱き、信頼しているサインです。スキンシップをとる場合に、体のパーツによっても意味が若干異なります。

手は恋人や家族など大切な人と触れる部分で、顔は恋愛的な意味を込めているといわれています。顔が近いのは、心理的に相手に好意があるためにやってしまうこと。

もっと相手を知りたい、相手の声をよく聞きたいなど、情報収集する意味もあります。また男性が女性に顔を近づけるのは、相手の不安を取り除いて自分が守ってあげたい願望の表れ。

好きな人を安心させたいために、表情がはっきりとわかるほどの距離感でいたいのでしょう。

親しい相手でなくてもいきなり肩を組んできたり、腕に触れてきたりする社交的な人がいます。このタイプは話をする時にも顔が近い心理が働き、少しでも他者と近づいていたいのです。

スキンシップが好きで誰かにいつも触れていたいと思うのは、甘えん坊の性格も見え隠れしています。人懐っこい性格は誰からも愛されるので、結果的に自分を快適な環境に置くことができるでしょう。

たとえば末っ子。子供の頃から自然に人を頼ることができ、異性ともスムーズに接近できます。社交性の高い人は誰にでも同じ態度で接してくるので、逆に脈ありなのかそうでないのか、判断できずに悩むケースもあるでしょう。

フレンドリーな性格の人を好きになると、自分だけが特別扱いされと勘違いして失敗する場合もあるかもしれません。

顔が近い心理にあるものは、相手の気持ちを考える余裕がないほど、自分のことでいっぱいになっていると考えられます。たとえば恋人でもない異性にいきなり顔を近づけて話をしたら、相手は戸惑う可能性が高いもの。

「誤解をされたらどうしよう」と、まず行動に移す前に考えるのがマナーです。しかし自分のことで頭がいっぱいになる人は、相手の反応や気持ちを考えられないため、今自分が思ったことをすぐに行動に移してしまいます。

相手の感情に疎い人は、何気ない行動で周囲を困惑させることがあるため、大切な場面では慎重な行動が求められます。相手の声が聞き取りにくいからと毎回顔を近づけてしまうと、異性なら思わせぶりな態度だと思われるでしょう。

自分自身を優先してしまう人は、行動だけでなく全ての言動がいきなりで、正しくメッセージが伝わらないリスクもあるので冷静に判断してくださいね。

常に一定のパーソナルスペースがある人と、もう一歩踏み込んだ関係になるためには、物理的な距離も近くしたいですよね。顔が近い心理は、相手が自分をどう思っているか気持ちが知りたいためです。

もし嫌われているなら、顔を近づけた瞬間に相手が身を引くはず。そんな反応を知りたいために、相手をテストしているのでしょう。

興味のない人とは、一定の距離を保ちたいと考えるのは当然のこと。相手のパーソナルスペースに入り、自分の気持ちを知ってもらい相手の本音を引き出したいのです。

もし不快そうな表情が読み取れたら、脈なしの可能性が高いと考えられます。逆にドキドキした態度や顔が赤くなるほど照れてしまうのは、相手も好意を寄せている可能性があります。

顔が近い心理には、相手に興味を持っていることが土台にあるのでしょう。嫌いな人にはできるだけ近づかないようにするのが人間の本能です。

これからは好きな人との距離感がどれくらいあるか、違った角度からチェックしてみませんか。また顔が近づくとドキドキする相手がいる場合は、特別な感情が湧いている可能性もあります。