どっちでもいいという心理になった時は、周囲の人に迷惑をかけないよう適切な判断をしたいですね。でも性格的に優柔不断なタイプは、簡単なことも深く考えすぎてしまい、いつまでも返事できない場面があります。
どっちでもいいと思うのは、思考パターンだけでなく心理的な背景もありますので、改善するためには心の中もじっくりと考えてみましょう。
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優柔不断な人はネガティブなタイプに思われがちですが、どっちでもいい心理は全く違う理由もあるのです。
どっちでもいいという心理について
赤にするか青にするか、簡単な選択を求められただけなのに、答えるまでに時間をかけすぎる人がいます。結局どっちでもいいと返事をするのはなぜか、心理的な意味についてご説明しましょう。
相手に気を遣っている
どっちでもいい心理は、相手に気を遣っているのが背景にあります。外食する時にどのお店にするか決められないのは、自分よりも相手に満足してほしいためなのです。
本当は自分の好みや言いたいことがあっても、さほどこだわらないふりをして他者を優先しています。一見優しい人に思われていますが、そんな性格を悪用する人もいるので注意しましょう。
周囲の評価が気になる
周りから自分がどう見られているか気にする人は、どっちでもいいと思う心理があります。他人の顔色を窺う生き方が習慣になっているので、さほど本人にとっては負担になっていないでしょう。
よく見られたい、嫌われたくないという気持ちが強くなると、本当の自分をオープンにできなくなります。さらに知らない間に、優柔不断な人だと思われてしまいます。
意見を参考にしすぎる
何かを選択しなければならない状況は、周囲から色々な意見が出ますよね。仕事のプロジェクトなどの大切な判断をする場面は、誰しも慎重に判断するでしょう。
どっちでもいい心理は、人の意見や価値観を参考にしすぎるためで、結果的に判断できず人に委ねてしまうのです。
しかし世の中、自分の意見が言えないと損する場面も多く、どっちでもいい場合でも選択する勇気は持っていたいですね。
自信がない
本当にこれで大丈夫か、自分の考え方や判断力に自信が持てない人は、どっちでもいい心理になります。逆に適当に考えてしまうのも困りますが、自信が持てない人はいつまで経っても確信がないので、判断するまでに時間がかかるのです。
すぐに行動に移さなければならない場面では、周囲をイライラさせることもあるでしょう。
自立していない
子供の頃から親がなんでも決めてくれる環境で育った人は、大人になってもどっちでもいい心理が働く場面がよくあります。
「決められないことは誰かがやってくれる」と放り出してしまうのです。自立していない人は他者に甘える傾向もあり、周囲の人はやきもきするでしょう。
人に頼ることはたまにありますが、自分の意見をしっかりと持つのは社会では重要です。
決められない時に決断する方法
どっちでもいいけれど、どちらかを選ばなければならない時。いつまでもぐずぐずできない場面では、次のポイントを意識してみましょう。
インスピレーションを大切にしよう
シャツを買うかパンツを買うか、優柔不断な性格だといつまでも決められず、自分が一番ストレスを感じています。そんな時に決断するために、日頃からインスピレーションを大切にしてみませんか。
選択肢がある時は、パッとひらめくほうを選べばよいのです。迷いやすい性格の人は物ごとを深く考えすぎる傾向があるので、最初にピンとくるインスピレーションで判断してください。
多くの場合、直感が正しい結果を生むともいわれていますので、不安な時はこの方法で対処してみましょう。
優先順位を考える
どっちでもいいと思う時は、逆に考えるとどちらも不要である可能性があります。たとえばどうしても欲しいものが選択肢に入っていたら、迷わずそちらを選びますよね。
決められないのは、理由があるからなのです。そんな時は優先順位をつけてみませんか。もしくは自分なりのルールを作り、判断する時にまず何を大切にするか決めておくのです。
白にするか黒にするか迷う場面では、必ず気分が明るくなるものを選ぶなど、選択する際の優先度を考えると決断しやすくなります。
失敗を怖がらない
次の角をどっちに曲がるか深く考えすぎると、本当に行きたい方向とは違う道を選ぶケースがあります。考えすぎるのは、失敗したくないため。
どっちでもいい心理になるのは、リスクを減らすために無意識に自分を守るための行為です。しかしそんな中途半端な行動では、なかなか通り抜けられない場面も世の中にはありますよね。
優柔不断になった時は、失敗を恐れないのが判断するコツです。失敗があるからこそ経験値が高くなり、成功への道が続くものです。
期限を決めて考える
なかなか物ごとが決められない人は気が小さく、はっきりとしないタイプだと周囲から思われてしまいます。すぐに判断できないタイプは損する場面も多いので、どっちでもいい心理になったら期限を決めて考えましょう。
あと5分以内に判断するなど、時間制限をしたら周囲にも公言して、待たせないようにするのも必要ですね。
時間がない時は自分にプレッシャーをかけると、なんとか答えを出せるもの。これからは苦手な場面で、効率的な考え方の習慣を身につけるとよいでしょう。
長所を活かす
優柔不断な性格にはあまりよい印象がありませんが、決して悪いところばかりではありません。自分よりも相手を尊重してくれる心の優しさや、慎重に物ごとを考える性格を必要とする人も多く存在します。
また集団行動では自分勝手に行動しないので、周囲と足並みを揃えるスキルも持ち合わせています。そんな長所にフォーカスすると自信が回復するので、決断する場面できちんと自分の意見が言えるようになります。
まとめ
どっちでもいい心理は、自分の気持ちをコントロールしながら周囲と調和を保つ意味があります。しかしせっかちな人から見ると、イライラする存在になるかもしれません。
どのような人を相手にしているか、性格や価値観を考えてシチュエーションごとに対処すると、失敗せずに済むでしょう。
どっちでもいいと思ったら、いったん周囲と切り離すようにして、自分自身と本音で語り合ってください。
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