語りたい心理になった経験は、誰しも一度はあるでしょう。普段のさりげない会話はさほど意味がなく、その場をやり過ごすだけの場合もありますよね。
「語る」というのは、自分の考えをきちんとまとめて意見交換すること。大切な話題や自分が気になる内容については、誰かと語りたくなります。
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そんな場面を迎えたら、気になる人に接近するチャンス。さりげない会話ではお互いをよく理解できませんが、語り合うと本音で一歩踏み込んだ関係が築けるかもしれません。
では語りたい心理になった時、気になる人に近づくコツをご解説していきましょう。
語りたい心理になるのはどんな時?
お酒を飲みながら一晩中誰かと語り合いたい時や、心の中を全部さらけ出して話がしたい時があります。そんな気持ちになるのはどのような場面なのか、心理的な意味と合わせてご紹介しましょう。
悩みごとを相談したい
自分一人で判断できないことは、誰かのアドバイスがあるとホッとしますよね。たとえば会社を辞めるかどうか悩んでいる場面。
悩みごとを解決するためには、自分をよく知っている人に話を聞いてもらい、納得できる解決策を一緒に見つけるのが一番です。
たとえば会社の同僚は愚痴や不満を理解してくれて、しかも自分の将来を具体的に考えてくれる仲間だといえるでしょう。困った時は会話の一部として話すのでなく、落ち着いた場所でじっくりと語りたい心理になります。
一緒に時間を過ごしたいため
世間話は数分程度のものですが、語りたい心理になるのは相手としばらく時間を一緒に過ごしたいためです。立ち話程度の内容ならどこでもできますが、時間を共有したい人とはお茶を飲みながら、ゆっくりとお互いに意見交換をしたいですよね。
好きな人ならとくに、そう考えるのは自然な気持ちです。相性が合う人はテレビや映画を一緒に見なくても、二人で話をするだけで時間があっという間に過ぎていきます。
一緒に過ごしたいと思う人がいると、貴重な語る時間が欲しくなるでしょう。
相手のことをよく知りたい
語りたい心理になるのは、もっと相手を知りたいためです。気になる人なら全てを知りたいと思うのが普通で、そのためにはメッセージのやりとりだけでは充分ではありません。
語りたい心理になるのはお互いに本音で話し、もっと人間味のあるところを知りたいため。うわべだけの会話はどこにでもあり、話してよかったと思うほど質の高いコミュニケーションをとる機会は少ないですよね。
相手の性格や価値観などを、一歩踏み込んだところまで知るためには「話す」時間でなく「語る」時間が必要です。
孤独を解消したい
話し相手がいないと、世間から忘れ去れたような不安を感じます。孤独になると誰でもよいので、じっくりと語りたくなることがありませんか。
自分の話をしっかりと聞いてくれる人がいるだけでも、自分が社会の一部として存在していると実感できます。今はSNSのメッセージのやりとりだけでも、相手を友人と呼べる簡単な時代。
ですが語るには、お互いをよく知っている関係でないとできません。孤独を解消したい時には、そんなこちらの気持ちを考えてくれる語り相手が必要なのです。
語りたいことを聞いてくれる人の魅力
気になる人との話題はとても重要ですが、結果的に満足するためには自分が話したい内容を聞いてくれるかどうかが大切。
人間は語りたいことを聞いてくれる人に興味を持つ傾向がありますので、気になる人にはそんな心理背景を使って近づくのがコツです。
では語り相手になってくれる人に魅力を感じる理由について、詳しくご紹介しましょう。
目を見て話を聞く姿勢
コミュニケーションを豊かにするためには、聞き役に徹するとよいといわれています。気になる人に接近するなら自分の話ばかりでなく、相手の話したい内容を察して話題を振るのも大切です。
いつも語り相手になってくれる人は、真剣に集中してくれて目をしっかりと見ながら聞いてくれます。スマホをいじりながらうなずくだけ、というようなマナー違反はしません。
目を見て話せる人には自然と本音が言えるので、プレッシャーがなくお互いによい環境で意見交換ができます。
相槌が上手
語りたいことをしっかりと聞いてくれる人は、相槌の打ち方がとても上手です。たとえば仕事の愚痴こぼし。気になる同僚に相談した時に、反対意見で攻撃されるとがっかりしますよね。
語るというのはとても静かなイメージがあり、自分の感情を全てさらけ出せる環境があります。しっかりと話を聞いてくれる人は、相槌の打ち方が上手で気を損ねないように考慮してくれます。
嫌いな上司に関する話題でも「あの人は意地悪なところがあるよね」など、優しく同調してくれるのが魅力です。
話題を無理矢理変えない
どのような話題でも語れる仲間は、ペースをお互いに掴んでいますので、話題が変わる時はとても自然です。お互いにひとつの話題に納得したら次へ。
リードするのはそれぞれの役目で、片方がつまらない思いをする場面も少ないでしょう。自分勝手な人や相手の話に興味を持たない人は、話の途中でも平気で遮り自分が話したいことを無理やり話題にします。
ひとつの話題からどんどん広がる関係はとても素敵ですが、話題を逸らしても自分の好きな話を始めるのはマナー違反になるでしょう。
褒めてくれる
語りたい心理になった時に誰を相手にするか考え、そこで思い浮かぶのは自分の味方になってくれる人でしょう。悩みごとの相談や興味のある話題など、反対意見を言う人はできれば避けたい存在。
自分が夢中に語っている時にサラッと褒めてくれる人だと、また語りたいと感じますよね。そんな好感度を残してくれる人には、心をオープンにしてなんでも語りたくなります。
褒めてくれる人や励ましてくれる人など、ポジティブな印象をくれる人はどんどん時間を共有したくなるでしょう。
気になる人と素直な会話をするコツ
語りたい気分になったら、気になる人と接近するチャンスです。でも一方的なコミュニケーションだと失敗するリスクもあるので、素直な自分をアピールして自然な会話をするコツを覚えておくと安心でしょう。
特別扱いする
「この話は、誰にもしていないのだけど…」と相手を信頼している姿は、急接近するチャンスになります。悩みごとの相談は恋愛のきっかけ。
自分の弱みを見せることで、本音で語る関係が築けるでしょう。誘う時は「仕事について相談したくて」など大まかな内容を伝えておくと、相手も安心して了解してくれるはずです。
相手の意見も聞いてみる
語りたい時は一方だけが満足するコミュニケーションではつまらないので、自分の話したいことが終わったら必ず相手の意見を聞くなど、しっかりと聞く姿勢を忘れないのがコツです。
語りたいことを、最後まで聞いてくれる人は貴重な存在。お互いに大切に感じられる関係ができると、少し話しづらいような内容も二人だけの秘密になります。
ポジティブな話題にする
語る心理になった時は、また話がしたくなるようにポジティブな話題を選びましょう。誰かの悪口や愚痴こぼし、妬みなどはできれば避けたいところ。
将来の夢や自分の趣味など、誰も傷つかない話題を選択すると好感度がアップします。
まとめ
語りたい心理になるのは、心の中にもやもやと残る何かがあるため。そんな時に気の合う仲間と語れる人は、とても幸運だといえるでしょう。
また気になる人の存在がある場合は、自分をさらけ出すチャンスなので、気軽に声をかけて近づいてみてください。
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