口を隠す時の心理背景・本当に隠したいことはなに？

口を隠す心理背景には、どのような思いがあるのでしょうか。無意識にやってしまう仕草なので、さほど考えたことがないかもしれません。

しかし人間の行動や仕草にはその時の心理が表れ、意外な理由に驚かされる場合もあります。たとえば恥ずかしい時や驚いた時に、思わず口を隠してしまう場合。そんな瞬間に隠された心理背景について、詳しくご解説していきましょう。

口を隠す心理はなぜか？

口元に手を当てるのは、男性よりも女性がよくやる仕草ですよね。意味がないように見えても実は口を隠す時には、次のような意外な心理背景が関係しています。

口は言葉を発する部分なので、自信がない意見を言う時は声のトーンが弱くなります。同時に自信不足を知られたくないために、口を隠す場合もあるでしょう。

心理が顕著にわかりやすい、顔のパーツを触る仕草。顔は人に自分の魅力を伝える部分なので、ルックスに自信がない人もできるだけパーツを隠そうとして、口元に手がいってしまいます。

これは自分をごまかす意味があり、手を当てて他の部分に意識がいくようなトリックかもしれません。

口は笑ったり怒ったり、感情がわかりやすい顔のパーツです。人と会話中に口を隠す心理は、秘密主義の人かもしれません。口の動きを見るだけで、その人の本音がちらりと見える場合があります。

そのため人に言えない隠しごとを持っている時は、自然とバレないように口を隠したくなるのです。オープンな性格なら、感情表現は全く隠さずできるしょう。

しかし秘密主義の人は人前で感情を見せて、本当の自分を知られるのが怖いのかもしれません。

鼻を触ったり髪をいじったり、人間は癖があり心理背景とは関係なく、習慣的にやる仕草や動作があります。口を隠す時も同じで、意味もなくついやってしまうのが理由です。

たとえば唇のカサカサが気になる人は、乾燥しているかどうかチェックするのが習慣で、口を触ったり隠したりするケースがあるでしょう。

癖は知らない間に始まり、何かのきっかけでやらなくなります。あまりにも頻繁に続くと、逆に心理的な意味を周りが考えたくなるかもしれません。

好きな人の前にいくと、緊張して普段やらない仕草や行動に出てしまいます。もっと自分に注目してほしいので、大切な瞬間は振る舞い方にも気を配りたいですよね。

口を隠す行為が可愛らしいと思っている人は、好きな人のそばにいくと口元に手を当てて女性らしさをアピールします。よく思ってほしいための行為。

しかしいつも口を隠しているだけでは、自分の気持ちは伝わらないので、いつかわかりやすくアプローチするのも大切です。好きな人には勇気を出して、映画や食事に誘ってみましょう。

驚いた時に、口に手を当てる場合がよくありますよね。びっくりするようなニュースを聞いた時「えっ？」と、無意識に手を口元に運んでしまいます。

これは自分を守る意味があり、何ごとがあっても冷静でいたい心理が考えられます。他人に頼らないしっかり者は、とくに口を隠す心理が働くでしょう。

驚いた時は表情が変わるだけでなく、身振り素振り色々な反応が起こります。リアクションが激しい人だと、わかりやすく顔のパーツを触るでしょう。

口を隠す人から本音を引き出すのは、心理を見抜くコツが必要です。たとえば仲がよい友人や恋人など、隠しごとをしていないか判断する方法を見ていきましょう。

口を隠す人とは、本音で会話するのが大変なこともあります。自信がないのが理由で、口を隠す心理が働くことが多いため、相手の言葉を鵜呑みにしていいのか迷う瞬間も。

そんな時は意外な質問をして、相手の気持ちを掴みましょう。たとえば好きな人の前で口を隠す場合は「俺のこと、好き？」など。突然聞かれたらもっと緊張してしまい、わかりやすい反応があるかもしれません。

本音を言わない人とのコミュニケーションは、詮索しながら本当の気持ちを掴むので、相手も疲れてしまいますよね。そんな場合は無理に相手に本音を言わせるよりも、ひたすら聞き役に回るようにし、相手の意見や話す内容にブレがないかチェックしましょう。

自分が話す番になると頭の中を整理せず、だらだらと意見を言う人もいますよね。「さっき言っていたことと違う」という部分を発見して、本音を掴むのも方法です。

口の中は、自分の心の中を見られるようで不安になりますよね。そのため心理的にも口を大きく開けて笑ったり、話をしたりするのは抵抗になります。

本音を知りたい人には、相手の行動を細かくチェックすること。人間は嘘をつく時などに緊張して、態度や仕草が急に変わる場面があります。

いきなり瞬きが増えたり鼻をこすり出したり、こんな変化がある時は本音か嘘か、大切なことを言う瞬間かもしれません。

口を隠す心理になるのは、誰でもあることでしょう。仲がよい人に隠しごとをされるのは辛いので、普段からなんでも話せる関係を築くのが、よい人付き会いの土台になります。

とくに口を隠す心理になりやすい人は、不安を抱えている自分や本音、迷いなどあらゆるものを隠そうとしています。しかしお互いに意見交換ができない関係だと、気を遣って疲れてしまいますよね。

相手の立場を考えながらも、自分の思いをきちんと伝える関係が理想的です。あらゆる話題を提供して共通する何かを見つけると、距離感がなくなりなんでも話せる関係にシフトできるでしょう。

口を隠さなくても、お互いに心の中を理解できる人。大切な人とはそんな関係がよいですね。

口を隠す時の心理背景は、無意識の領域でやっている行動なので、そんな仕草を自覚していない人も多いでしょう。感情をコントロールする場面もある人間の心理。

人に知られたくないことがあるサインかもしれません。そんな時は自分と向き合い、心の中を整理してみましょう。「目は口ほどにものを言う」という言葉がありますが、顔のパーツは自分の心を示すところがたくさんあります。

感情や心理がわかる口。隠したいのは何か、自分に向かって問いただしてみると、さらに自然な魅力がアピールできるようになります。